平成18年 第18回
八戸市幼児サッカー選手権大会
 
 平成18年6月24日(土)八戸市長根陸上競技場芝コートで第18回大会が開催された。晴天に恵まれ選手や応援の父兄、家族など約1,200人が詰め掛けた会場は熱気に包まれ、歓声と悲鳴、拍手とため息が入り混じり、大いに盛り上がった。試合のほうは優勝が4年ぶり7回目の長坂保育園。準優勝は2年連続でサンフラワー保育園。第三位は久々に小中野保育園が勝ち取った。今年の大会は、本命がバタバタと破れ、どのチームにもチャンスがあり戦国時代の様子を呈したような感じがする。その証拠に予選ブロックでも引き分けが多かった。決勝トーナメントではPK戦が多かった。その分最後の最後まで歓声が聞こえていたのだと思う。本命の藤覚と福聚もPK戦で散った。これからもますます面白くなりそうな大会です。でもどのチームも本当に強くなり、予想がつきにくくなた事は確かです。近いうちに初優勝チームが出現する可能性は高いと思います。


Aブロック
チーム名 こざくら ひまわり 田子 根岸 尻内 勝敗 得失 勝ち点 順位
こざくら
0−0

0−0

1−0

0−0
1勝0敗3分 +1
ひまわり
0−0
×
0−1

0−0

1−0
1勝1敗2分
田子
0−0

1−0

1−0

1−0
3勝0敗1分 +3 10
4根岸
×
0−1

0−0
×
0−1

0−0
0勝2敗2分 −2
5尻内
0−0
×
0−1
×
0−1

0−0
0勝2敗2分 −2

Bブロック
チーム名 川口 小中野 三条 福聚 城下 勝敗 得失 勝ち点 順位
1川口
0−0

1−0
×
1−2

0−0
1勝1敗2分
小中野
0−0

2−0

0−0

0−0
1勝0敗3分 +2
3三条 ×
0−1
×
0−2
×
0−1
×
0−2
0勝4敗0分 −5
福聚
2−1

0−0

1−0

2−0
3勝0敗1分 +4 10
5城下
0−0

0−0

2−0
×
0−2
1勝1敗2分

Cブロック
チーム名 長坂 サンフ すぎのこ 小久保 白鴎 勝敗 得失 勝ち点 順位
長坂
0−0

2−0

1−1

1−0
2勝0敗2分 +3
サンフ
0−0

3−0

0−0

0−0
1勝0敗3分 +3
すぎのこ ×
0−2
×
0−3

0−0

1−1
0勝2敗2分 −5
小久保
1−1

0−0

0−0

0−0
0勝0敗4分
白鴎 ×
0−1

0−0

1−1

0−0
0勝1敗3分 −1

Dブロック
チーム名 是川中央 藤覚 南売市 チャリ むつみ 勝敗 得失 勝ち点 順位
是川中央 ×
0−1
×
0−2
×
0−1

1−0
1勝0敗3分 −3
藤覚
1−0

1−0

1−0

3−0
4勝0敗0分 +6 12
南売市
2−0
×
0−1

0−0

1−0
2勝1敗1分 +2
チャリテイ
1−0
×
0−1

0−0

0−0

1勝1敗2分
5むつみ ×
0−1
×
0−3
×
0−1

0−0
0勝3敗1分 −5

 Aブロックは田子が前評判通りの実力を見せてダントツの1位通過。とても元気の良い子どもたちで、よく走り、いいキックを見せていた。こざくらとひまわりの熾烈な2位争いは負けが無かったこざくらに軍配があがった。ひまわりも久々に好チームをつくり、いい試合運びだったが残念だった。根岸と尻内はもひと頑張りが必要なようだ。
 Bブロックは昨年優勝の福聚が3勝をあげらくらく通過。今年も攻撃力はすごかった。川口と城下、そして小中野の激しい2位争いは、3試合引き分けに持ち込み、負けなかった小中野が逃げ切った。川口も城下ももう一息というところ。ただ参加2年目の城下は怖いもの知らずの強みがあり、秋が楽しみだ。三条は負けすぎ。
 Cブロックは2勝をあげた長坂と最後まで勝ち点争いをしたサンフラワーが予選を通過。3位は4引き分けの小久保が入った。やはりサッカーは点数をとらなければ勝てないことが実証された。白鴎はすぎのこに勝てなかったことが敗因。確実性に欠けた。すぎのこは園舎の建て替え、引越し等でろくに練習ができなかったとか・・。秋は頑張りましょう。
 Dブロックは常勝藤覚が今年もダントツの強さを見せつけ、堂々の1位通過。2位には監査疲れの南売市が入った。若くて元気のいい副園長の懸命の声援が子どもたちを奮い立たせたのだろう。秋は手ごわい存在になりそうだ。是川中央、チャリティとも元気のいいよいチームだったがブロックの組み合わせが悪かった。2強を崩すにはもうひと工夫が必要だ。むつみには、今年は神風は吹かなかった。残念。

17位〜20位 根岸0(3PK2)0すぎのこ 三条0−1むつみ
根岸0(2PK1)0むつみ すぎのこ 0(0PK1)0三条
13位〜16位 尻内0−1白鴎 川口2−0是川中央
白鴎1−0川口 尻内0−1是川中央
 9位〜12位 ひまわり0(3PK0)0小久保 城下0(2PK1)チャリティ
ひまわり0−1城下 小久保1−0チャリティ
残念ながら決勝トーナメントに行けなかったチームの試合だが、とても白熱したいい試合が多かったようだ。スコアを見てもPK戦が激戦を物語っている。この中ではやはりすぎのこ、三条が元気がない。逆に城下、ひまわり、白鴎に力強さを感じた。秋のライオンズ杯の活躍が期待される。

準々決勝 田子 0(0 PK 3)0 サンフラワー 福聚 2−0 南売市
長坂 1−0 こざくら 藤覚 0(1PK 2)0 小中野
5〜8位予備戦 田子 1−0 南売市 こざくら 0(1 PK 2)0 藤覚
7・8位決定戦 南売市 1−0 こざくら
5・6位決定戦 田子 0−1 藤覚
準決勝 サンフラワー 1−0 福聚 長坂 0(2 PK 1)0 小中野
3位決定戦 福聚 0(1 PK 3)0 小中野
決勝 サンフラワー 0(2 PK 3)0 長坂

優勝
準優勝
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
11位
12位
13位
14位
15位
16位
17位
18位
19位
20位
長坂
サンフラワー
小中野
福聚
藤覚
田子
南売市
こざくら
城下
ひまわり
小久保
チャリティ
白鴎
川口
是川中央
尻内
根岸
むつみ
三条
すぎのこ
(総評)
 好天の下、朝早くから準備に集まった保育士の見事な連携プレーで開会式の前にはしっかり準備が整い、約1,200名選手、応援団が集まった。大会長の挨拶の後、こざくら保育園の園児による選手宣誓が行われた。立派な宣誓に会場から大きな拍手が沸いた。さあ、いよいよ試合の始まりだ。強敵はたくさんいる。昨年優勝した福聚は今年も強そうだ・・・。などと思いながら自分のチームの応援に足を運ぶのだった。さて、今年は各試合本当に接戦、白熱戦が多く、各コートからは歓声と悲鳴が混ざった応援が各所で見られた。そんな中で優勝した長坂は、練習試合では4勝6敗2引き分け。得点は失点の半分という、本当にドイツでワールドカップに参加していた日本チームを見るようで、決勝トーナメントに出られるかどうか怪しいチームでした。対戦したチームの先生は「今年は長坂の優勝はなし。」と太鼓判を押したと思う。一番近く見ていた私自身そう思っていたのです。しかし、子どもたちの成長、発達、習熟の度合いは目覚ましものがありました。保護者、家族の応援は子どもたちの力を倍にしたようです。まあそれなりの練習はしましたが・・。決勝のPK戦で最後のゴールが決まったときは思わず目頭が熱くなりました。(少し年をとってきたようです。)それくらい予想外の活躍でした。一番良くない保育と言われる物で釣り、食べ物で釣り、あらゆる手を使い子どもたちの「やる気」にハッパをかけました。これでいいのかなあ・・と思いながら。その結果、優勝。4年ぶり7回目ということですが、やっぱり優勝はうれしい。皆さんのところへもきっとあの優勝旗が玄関に飾られる日がくると思います。それまでゆっくり待っていてください。きっともうすぐです。   記 長坂保育園園長 川口 司